ドラムをやってみたいとか、ドラムって後ろの方で座って何してんの?という人へ。ドラマーというのはだいたいこんなことやっております。
「おやじバンドフェスティバル長野2013」のリハーサルの映像です。音響チェックの方が、音のバランスなどを聞いて確認してくれています。
本番映像はこちら
http://youtu.be/anxgb9RhAFw
以下ドラムをやってみたいという人へ
【ドラムの始め方】
面白そうだ、やってみたいなと思ったら、最初は楽器屋に行って電子ドラムを叩かせてもらうのがタダだし最適と思います。しかも、音がヘッドホンからしか出ないので恥ずかしくない。「どうしよう買っちゃおうかな」などと言うのがポイントです。これにより長時間叩くことができます。
【面白そうだと思ったら】
やがて本物が叩きたくなると思います。電子ドラムを買わせようと迫ってくる店員には「おばあちゃんに聞いてくる」とか言ってかわし、スティックだけ買いましょう。2本で1000円くらい、B級品なら500円くらいです。B級とは木目が曲がっているとか折れやすいかもなど若干の問題があります。好きなドラマーがいるなら、ドラマーの名前の入ったスティックもあります。
買ったスティックを持って近所の練習スタジオ(リハーサルスタジオ)を検索して行ってみてください。入会金だとか、バンドで登録してくれとかいう場合もありますが、1時間500~1000円くらいでドラムのある部屋を貸してくれます。
行く前にyoutubeで「初心者」「基本」「ドラム」とかで検索して見ておくといいと思います。
【1時間叩いてみた後】
まだやりたいですか?
ここまでで約2000円くらいかかったかな。
お金よりも、貴重なあなたの人生の時間をかける価値はあるか。
僕はあると思うのでオススメします。
この時点で「こんなの初めて・・・今日から全てをドラムにささげます」なんて人はあまり居ないと思います。
「できるようになればきっと面白いだろうな」くらいに思うんだったらやってみる価値ありです。
習いに行く、個人練習する、メンバー募集サイトを見る、youtubeでたくさんの上手いドラマーを見る・・・、どれも正解と思いますので全部やってください。
【ドラムの練習】
ドラムというのはとても迷惑な楽器です。
練習している音を誰かに聞かれて「悪くないね、BGMとして心地よいよ」と言われるようになるには相当な達人である必要があります。
ドラムを続けるということは、周りの迷惑との戦いです。
私は家でドラムを叩ける環境になかったので、外でドラムを練習していました。近所に通報されて警察が来てしまったことが2回あります。「なんか文句あんのか、警察もヒマだなコラ」などと言ってはいけません。ひたすら謝り、場所を変えれば大丈夫です。がんばってください。
ルナシーの真矢氏が「ドラマーの数だけバンドが生まれる、ドラムが増えないとバンドは増えない」と言っていました。この動画がドラマーが誕生するきっかけになればうれしいです。
【私が始めたとき】
YMOというバンドの音楽が好きで良く聞いていましたが、どれがドラムの音なのかわかりませんでした。初めてライブの映像を見たとき、なんてカッコイイんだと思いました。曲はコズミックサーフィン、ドラマーは高橋幸宏氏です。
あともうひとつの理由は、始めたのが20才頃で、もう同世代にはギターとかボーカルとかは足りているんです。足りないのはドラム。なんでもいいからバンドをやっている連中の仲間に入りたい、と思うと「じゃあドラムね」ということになります。
それから、やったりやらなかったりで20年くらい経ちました。
たまに一生懸命やると新しい発見があります。
最近また面白くなってきてずっと続けようと思っています。